広域での看とりを考える部会での取り組み
#看取りの場面
#医師
#看護師
#介護支援専門員
#在宅医療・介護連携の課題の抽出
#地域住民への普及啓発
| 都道府県 | 兵庫県 神河町 |
|---|---|
| 人口規模 | 10,391 人 |
| 高齢者人口(65歳以上人口) | 4,037 人 |
| 高齢化率 | 38.9 % |
取組の背景
対象地域である神崎郡3町では、地域で多様な看とりができることが目標として挙げられていたが、それを実現するための課題は何なのか、具体的にどのような取り組みを行う必要があるのか、などについて郡域で話し合う場がなかった。そのため、まず課題検討のワーキングチームを立ち上げ、課題の把握を行うための取り組みを行った。そこでは、●休日夜間に連絡が必要になった際の連絡手段の整理●ターミナル患者の退院時に必要な情報についての整理●在宅での看とりを促進している要因と阻害している要因の整理の必要性、などが挙げられた。これらの課題について、当事者である専門職が継続して話し合う必要性があった。
取組の概要
・2ヶ月に1回の実施。 ・構成員は診療所の医師・病院の医師・ケアマネジャー・入所施設相談員・グループホーム管理者・訪問介護ヘルパー・訪問看護師 ・上記の課題について話し合いを始めたが、話し合う中で看とり期の支援についての家族の理解を深める必要性があるという意見があり、その方策について話し合っている。また、それぞれの機関で看とり期の患者・利用者の家族について、どのような説明を行っているのかを共有する方向で進めいている。 ・経験の浅い施設の介護職にとって、入所者の最期を看とることは精神的な負担が大きいことがあるとの意見があり、負担を軽減するための取り組みができないか検討している。 ・専門職間の情報共有について、どのような情報を共有する必要があるのか、またどのような手段で必要な情報を共有する必要があるのか。 等の話し合いを行っている。
取組で苦労した点
・当地域では、これまで医療・介護の専門職が地域全体で継続的に話し合いを行う場がなく、まずその場づくりを行う必要があった。 ・看とりに対する各職種の課題認識や思いの違いが大きく、それぞれの置かれている状況や課題認識を理解し合うことから始める必要があった。 ・個々の専門職が感じている課題をどう地域の課題としていくか、部会で話し合ったことをどう全体で共有するか。全体で共有するための仕組みづくりが必要になったこと。
取組の効果
・これまでケースのやり取りでしか出会う機会のなかった専門職同士が、地域の課題について話し合う機会を持つことができたことで、医療・介護の課題について話し合う必要性が共有できるようになった。 ・部会を始めた当初は、それぞれが感じている看とり期の支援の課題を出し合うことを中心にしていた。その話し合いを続ける中で、看とり期の患者・利用者の情報共有に課題があること、在宅看とりであっても施設看とりであっても家族の理解が重要である点は同じであることなどが共有できた。 ・看とりについて考える部会であるが、大前提として顔の見える関係づくりが重要であるということに気づくことができ、そのための取り組みの必要性が共有できた。
今後の方針
・まずは関係機関の専門職が看とりについての理解を深めるための機会を継続に提供すること、人生会議についても啓発をしていくための研修や講演会等開催していく。
電話番号:0790-32-1345
所属部署:神崎郡医療・介護連携支援センター 中嶋