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医療・介護関係者が集まる地域ケア会議を活用した災害対策の検討

2026.03.06
取組場面

#災害時対応

#過疎地域、中山間地域での取組

取組のキーパーソン

#介護支援専門員

#地域包括支援センター職員

#その他

取組の実施内容

#地域の実情に応じて行う医療・介護関係者への支援

#その他

#小規模自治体での災害時対策の課題抽出

都道府県による支援状況

#その他

#都道府県で行われている災害支援についての情報提供等

都道府県北海道 えりも町
人口規模4,178
高齢者人口(65歳以上人口)1,476
高齢化率35.3 %

取組の背景

えりも町は、海岸線に沿って集落が点在、近い将来の大規模な津波災害発災時には、寸断や孤立化により、もともと不足している医療・介護体制がほぼ壊滅的になる想定。その被害が甚大すぎて、『自然災害時のBCP』の何から手を付けるべきかにも困る状況だった。そこで、自然災害時のBCP策定を地域ケア会議の通年のテーマとすることで、災害の被害想定を正しく理解、発災時の初動や協力体制等について事業所等が共通理解を図ることで、防災に対する意識を高める行動につながった。学習会と並行しながらBCP策定を進めることで、各事業所に留まらない共通認識による災害対策を検討する場とした。

取組の概要

・BCPについての学習から、大規模災害時には、事業所を超えた対応が必要になることを確認 ・町・防災担当者からハザードマップを利用した災害想定・実際の備蓄状況などの講義 地区毎の現実的な避難場所を確認 ・災害時の各個人の行動について考察 まずは、自身と家族の命を守る、という大原則の確認 ・BCPにおける災害想定など、町内事業所共通事項に関しての確認 ・道保健師からの実際の災害派遣報告 えりも町で想定される災害に近い状況下での活動報告、ケース概要など平時に備えるべき情報・方法の確認 ・防災士(事業所ケアマネ)による平時の備蓄に係る情報提供 ・『さいがいさんぽ』を実施 実際の避難路を歩き、町内の地形(高低差)及び想定浸水域などを意識することで、避難支援の優先順位などについても整理する一助となった ・BCPの読み合わせ 他事業所のBCPを共有することで各事業所の準備状況を共通理解、また、自事業所の訓練や取り組みについての参考資料とした

取組で苦労した点

・検討しても解決できない大きな課題もあり、焦りや不安を感じる原因となった ・発災時には、圧倒的に支援の手が足りず、相互扶助の体制づくりに課題が残る 介護人材の有効活用のため、各事業所間の相互支援体制について、更なる検討が課題となった ・福祉避難所や避難所での配慮などについて、具体的なイメージ・対応を想定できなかった

取組の効果

・BCPの共有で、各事業所の準備状況や発災時の初動体制を関係者全体が把握できた ・地域の行政含めた医療・介護等関係者が、災害に対する認識や危機管理体制整備の重要性を、同様の理解で深めることができた ・共通した被害想定の下、対応を検討できたことで、事業所間での災害協定を締結する動きにつながった ・個人的に事業所からの避難経路の確認を行う(実際に歩いてみる)関係者もおり、その状況を会議の場で共有するなど、防災意識の高まりを感じられた ・自治体災害担当部署の参画により、事業所内だけでなく地域防災を含めた役割を各事業所が意識するようになった ・「町(行政)としての防災対策」の理解を得る場面にもなった

今後の方針

・比較的小規模な災害発生時の対応を訓練の一環と位置付け、情報を共有し、可能な相互支援体制を検討 ・近い将来の大規模災害の発生に備え、備蓄や介護人材の有効活用の仕方などについて、各事業所と協働して仕組みづくりを検討 ・共同の災害時訓練を企画・実施、想定や協力体制などについて随時、確認しあえる連携体制を維持していく ・避難所等での配慮などについて、施設入所者・サービス利用者の避難先仮定・必要な環境設定の検討を通じてイメージ化していく

メールアドレス:erimo-hoken@town.erimo.lg.jp

電話番号:01466-2-4888

所属部署:えりも町保健福祉課

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