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在宅での緊急時(救急搬送時)の情報共有シート ~こまQカードの作成~

2026.03.06
取組場面

#急変時の対応の場面

取組のキーパーソン

#医師

#薬剤師

#保健師

#看護師

#地域包括支援センター職員

#その他

取組の実施内容

#在宅医療・介護連携の課題の抽出

#地域住民への普及啓発

都道府県による支援状況

#情報発信・研修会の開催

#その他

#在宅医療・介護連携推進会議への出席

都道府県石川県 小松市
人口規模106,104
高齢者人口(65歳以上人口)30,577
高齢化率28.8 %

取組の背景

H27年度に「はつらつシニアかんじん帳」を作成。「わたしのこと」「支援してくれる人たち」「健康づくり」「わたしの願い」の4つから構成され、その人の健康状態のみならず、人生そのものを理解した上で、支援できるように作られたツールだが、医療・介護・救急の現場からは、「急変時のキーパーソン不在により、本人の状態の把握・共有・支援が十分にできないことがある」「事前の意思決定や具体的準備が十分にされておらず、本人の望む対応が難しい」といった課題が挙げられていた。そこで、R1年度に、急変時の意思表示が難しい場面を想定した要約版の「こまQカード」を作成し、市内共通ツールとして活用していくことになった。

取組の概要

・こまつ在宅医療研究会(県在宅医療連携グループ)の協力の下、医師・薬剤師・看護師・MSW・介護支援専門員・地域包括と協議しカード案を作成。 ・在宅での緊急時にどのような情報があれば、利用者にメリットがあり、救急医療現場での対応に役立つか、医療機関・居宅介護支援事業所、地域包括支援センター・障害相談支援事業所・薬局・消防にアンケートを実施。活用方法についても意見を収集し、「こまQカード」及びその保管場所を救急隊等に示すための「こまった時のあんしんシール」を作成。

取組で苦労した点

在宅医療介護連携推進事業の主管が市長寿介護課であり、入院医療や在宅医療に関する情報が不足しがちである。また、医療職は患者の生活について、介護職は疾病や治療について把握していないことが多く、医療と介護の双方の視点が必要だという認識が薄いため、双方を擦り合わせることに苦労した。

取組の効果

・かんじん帳への記載をもって、事業者が「延命する・しない」の判断をするのは難しいが、こまQカードに記載の緊急連絡先があれば、その判断を仰ぐことは可能となった。 ・かんじん帳の延命希望の有無は、決断をした家族が、その決断が正しかったのかどうか、自身で納得したり、心的負担を軽減たりすることには役立つのではないかと考えている。 ・作成そのものも評価できるが、多職種で成果物を完成させたというプロセスは、顔の見える関係作りの意味でも評価できるものであった。

今後の方針

現在、地域サロンや老人会等に対して高齢者総合相談センターによる普及啓発講座を実施している。また、在宅医療・介護連携推進会議等と連携し、市民向け・専門職向けの研修会等を通して周知をしており、今後も継続していく予定をしている。

メールアドレス:houkatsu@city.komatsu.lg.jp

電話番号:0761-24-8168

所属部署:小松市長寿介護課地域包括ケア推進担当

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