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専門職のための人生会議ハンドブックの作成

2026.03.06
取組場面

#日常の療養支援の場面

#看取りの場面

取組のキーパーソン

#医師

#看護師

#介護支援専門員

取組の実施内容

#切れ目のない在宅医療と在宅介護の提供体制の構築推進

#地域住民への普及啓発

#地域の実情に応じて行う医療・介護関係者への支援

都道府県による支援状況

#情報発信・研修会の開催

都道府県石川県 中能登町
人口規模16,821
高齢者人口(65歳以上人口)6,319
高齢化率37.6 %

取組の背景

中能登町では、あじさい会(中能登町在宅医療介護連携を考える会)が平成12年に発足し、「年を重ねても、病気になっても、ひとりになっても、なかのとにおりたいわいね~」の思いを支えるために多職種が集まり勉強会をしている。 今回、人生会議の勉強会を進めてきた中で、専門職から「どのように人生会議を切り出し、進めていったらいいのか分からない」「タイミングや切り出し方が難しい」との声が上がった。 もしもの時に「話し合おう」としても、以前からの関係性がない中では話せないことが多くあるため、元気な時から話し合える関係を作れるよう、専門職が人生会議を意識して進められるようにハンドブックの作成に取り組んだ。

取組の概要

あじさい会で人生会議についての勉強会を重ねてきた中で、令和3年度は人生会議を実践できるように学びを深める取り組みを行った。(詳細は以下のとおり) ①人生会議についての理解を深め実践するきっかけづくりを目的に、研修会「人生会議をやってみよう(実践編)」を開催した。 ②医療・介護関係者や一般住民を対象に、中能登町で人生会議を重ねながら看取りをされたご家族の講演会を開催した。 ③医療・介護関係者を対象に、研修会「人生会議をやってみた(報告会)」を開催、それぞれに実践した人生会議について報告し共有した。 ④③で共有した事例のうち3事例を盛り込んだハンドブックを作成した。(石川県医師会在宅医療連携リーダー研修補助金を活用)。 ※毎年継続して「人生会議について」の出前講座を地域で開催し普及啓発を継続している。

取組で苦労した点

看取りの時期だけではなく、元気な時から関係作りや対話が大切なことや人生会議のタイミングをできるだけ具体的にあげ、専門職が「人生会議をやってみよう」と思える、そして、すぐに実践できるよう手に取りやすいハンドブックになるように工夫したこと。

取組の効果

・看取りをされたご家族の講演会後のアンケートで、66%が「人生会議をやってみたいと思った」と回答があった。 ・あじさい会メンバーが、日頃の業務で「人生会議」を実践し、事例を共有できたことでスキルアップを図ることができた。 ・専門職が迷ったとき、悩んだ時の指標になるようなハンドブックを作成できた。

今後の方針

中能登町では令和4年度から、地域の医療と介護の連携推進の中核を担ってきた実績がある中能登訪問看護ステーションに在宅医療・介護連携推進事業を委託し、多職種連携を進め在宅医療と介護を一体的に提供できる体制を強化してきた。人口減少や担い手不足の課題がある中、今後もあじさい会を中心に、地域住民に対し認知症理解や人生会議などの普及啓発を行い、医療や介護が必要になっても自分らしく暮らせる地域づくりを推進していく。

メールアドレス:kaigo@town.nakanoto.ishikawa.jp

電話番号:0767-72-2697 

所属部署:中能登町長寿福祉課高齢者支援センター 

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