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余市町服薬状況報告シートの活用について

2026.03.12
取組場面

#日常の療養支援の場面

#過疎地域、中山間地域での取組

取組のキーパーソン

#医師

#薬剤師

#看護師

#介護福祉士

#介護支援専門員

#その他

取組の実施内容

#在宅医療・介護連携の課題の抽出

#切れ目のない在宅医療と在宅介護の提供体制の構築推進

都道府県による支援状況
都道府県北海道 余市町
人口規模17,222
高齢者人口(65歳以上人口)7,035
高齢化率40.8 %

取組の背景

本町では、令和元年より、地域包括ケアシステム構築に向け、余市町医療・介護連携推進協議会の部会(医師・薬剤師・ケアマネ・医療相談員・介護職員等)を毎月開催し、在宅医療・介護連携推進事業の8つの事業のうち、(ア)地域の医療・介護資源の把握と(イ)医療・介護連携の課題の抽出を中心に協議を重ねた。 その過程で事業所アンケートを行った結果、訪問看護師不足を課題と捉え、看護師でなくてもできることを他職種が補うことで、看護師を有効活用できないかと考え、薬の設置や服薬、残薬について薬剤師が代替えできるのではないかとの結論に至った。

取組の概要

薬剤師の代替えを検討するなかで、訪問看護師不足解消の観点だけでなく、『高齢者が薬を正確に飲めていない』ことが課題となり、正確に飲めておらず残薬がある場合は医師の治療や投薬の判断にも影響があるとの意見により服薬状況シート(以下「シート」)の作成に繋がった。 シートは薬を適切に飲めていないことや、残薬を情報提供者(訪問介護員等)が発見した場合、シートに記入し町内薬局薬剤師へFAX送信する。情報を受け取った薬剤師を中心に介護職・医療職が連携して本人の実態を把握し服薬改善等の支援に繋げる。 ※この仕組みは、モデル事業を経て、町内調剤薬局(余市薬剤師会)協力のもと実施している。

取組で苦労した点

シートへの記載が情報提供者の負担とならないよう、4か月のモデル事業実施後、実際に使用した方の意見を元に簡素化したシート作成を心掛けたこと。 本格実施前と実施から2年後に研修会を実施し事業内容を説明しているが、医療・介護に携わる方全てにシートの活用を浸透させることが容易ではないと感じている。

取組の効果

シートを活用することにより、訪問介護員等が床に落ちている薬を見て、“もしかしたら適切に飲めていないのでは?”などの視点を持つことができ、課題の本質(服薬状況・残薬問題)の解決となる『服薬アドヒアランス低下の早期発見と対策』に繋げることができるようになった。 実際に、薬の一包化や日にちの記載、投薬日数の調整が行われ、改善に繋がったケースも数件ある。また、このシートが多職種と連携を図るコミュニケーションツールの1つとしても活用され、多職種間の連携強化を図ることにも繋がっている。

今後の方針

今後もシートの活用について、普及啓発に努める。 また、定期的(医療・介護連携推進協議会主催の専門職向け研修会:年1~2回開催)に関係者へヒアリングを行い、シートの内容や取扱いについてブラッシュアップしていく。

電話番号:0135-21-2119

所属部署:民生部保険課介護保険係

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