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ACP普及啓発

2026.03.12
取組場面

#入退院支援の場面

#日常の療養支援の場面

#急変時の対応の場面

#看取りの場面

取組のキーパーソン

#医師

#歯科医師

#薬剤師

#保健師

#看護師

#理学療法士

#作業療法士

#言語聴覚士

#管理栄養士

#歯科衛生士

#社会福祉士

#介護福祉士

#介護支援専門員

#地域包括支援センター職員

取組の実施内容

#地域の医療・介護資源の把握

#在宅医療・介護連携の課題の抽出

#切れ目のない在宅医療と在宅介護の提供体制の構築推進

#地域住民への普及啓発

#地域の実情に応じて行う医療・介護関係者への支援

都道府県による支援状況
都道府県神奈川県 茅ケ崎市
人口規模247,785
高齢者人口(65歳以上人口)66,133
高齢化率26.7 %

取組の背景

茅ヶ崎市・寒川町では在宅医療介護連携推進事業の協同実施に関する協定を締結しているためACPの普及啓発に関する取組を協働で行っている。 令和4年度に第9期高齢者福祉計画・介護保険事業計画策定のために茅ヶ崎市で実施した一般高齢者個別調査では、「自分らしい最期を迎えるための準備」について、11.1%が「既に準備している」と回答した。 一方、76.5%は「必要だと思うがまだ準備していない」と回答しており、これらの結果から、住民が自分らしい最期の準備を進められるよう、住民と支援者が共通認識を持ち対話を重ね、「医療と介護を必要とする方とその家族が自分らしい暮らしを選択することができる」仕組みの構築が求められている。

取組の概要

・ACPリーフレット  住民へのACPを普及する目的で、令和5年に課題検討グループで作成し、関係機関に周知・配布。 ・市民まなび講座  令和6年度5件(延べ77名)実施、令和7年度6件実施予定。 ・エンディングノート書き方講座+個別相談会  令和6年度1回(91名)、令和7年度1回(84名) ・エンディングノート  令和6年度、第4版発行。湘南ベルマーレとエンディングノートを共同制作し、5000部発行。幅広い世代にエンディングノートを手に取ってもらうきっかけとした。 ・展示  11月30日(いい看取りの日・看取られの日)に合わせ、市役所で約1週間、ACPに関する展示、広報紙、SNS等を活用し、周知。 ・住民向け研修会  毎年11月30日に合わせて実施。住民が自分らしい暮らしを選択する情報の一つとなるようACPや在宅医療介護に関する内容で実施。 ・地域医療支援研修会  地域の基幹病院である茅ヶ崎市立病院と共催。令和7年度2回実施。1回目はACPの理解促進、多職種でバトンを繋ぐ支援の必要性、2回目はもしバナゲームを活用し、多様な価値観について学ぶ。研修会実施後、医療介護職がもしバナゲームを活用できるよう、もしバナゲームの貸出を行っていく予定。

取組で苦労した点

・茅ヶ崎市寒川町在宅医療介護連携推進事業の医療介護連携推進部会では、「医療・介護従事者の間でもACPの概念や進め方に対する理解が十分でなく、現場での対話や支援が体系的に行われていないことも課題である」と意見が出ている。住民だけではなく、医療・介護従事者にもACPを周知していかなければならないこと。 ・研修会や依頼講座に参加しない無関心層へに対してのACP普及啓発をどのように行っていくべきか。 ・各関係機関が実施しているACPの取り組みの現状・課題、今後の方向性を明確にできていないことから、有機的な連携、地域全体でACPを支える仕組みづくりに発展させていくために、今後重点的に取り組むべきことの整備ができていない。

取組の効果

住民向け研修会は令和5年4月以降4回開催し、延べ423名が参加した。そのうちの令和6年12月7日に開催した住民向け研修会(参加者60名)のアンケート集計結果では、役立つ情報について、参加者の内80%が「あった」と回答している。 役立つ情報の内容としては、「ACPの必要性が確認できた。同じ場面でも人によって考え方・感じ方が異なることを理解して話し合えるといいと思う」等の意見があった。 また、「もしバナゲーム」を使った講演会の参加者についても、役立つ情報について、参加者の内80%が「あった」と回答している。 役立つ情報の内容としては、「他のメンバーとの価値観の違いがわかり、改めて自分のことを考えるきっかけになった」、「人に伝えることで自分の考えていることを認識できた」等の意見があった。 依頼講座は、令和5年4月以降16回開催し、延べ331人が参加した。そのうち令和7年9月2日に実施した依頼講座(参加者23名)のアンケート集計結果では、ACPを知らなかったと答えた参加者のうち89%が受講後ACPについて理解できたと回答した。 関心層・無関心層を合わせた住民全体へのACP普及啓発の理解度については、第10期茅ヶ崎市高齢福祉計画・介護保険事業計画及び第10次寒川町高齢者福祉計画で評価予定。

今後の方針

住民にACPの理解を定着させていくためには、引き続き啓発を行っていく必要がある。研修会の参加に繋がっていない無関心層については、ACPに関する展示やリーフレット・エンディングノートの配布、住民向け研修会等の周知をより一層行っていく必要がある。 また、茅ヶ崎市寒川町在宅医療介護連携推進事業の医療介護連携推進部会では、「医療・介護従事者の間でもACPの概念や進め方に対する理解が十分でなく、現場での対話や支援が体系的に行われていないことも課題である」と意見が出ている。このことから支援者においては、ACPを広く普及啓発するだけではなく、有機的な連携、地域全体でACPを支える仕組みづくりに発展させていく必要性がある。

電話番号:0467-38-3319

所属部署:茅ヶ崎市高齢福祉課在宅ケア相談窓口

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