ACP普及自主制作ドラマ「神石高原町で自分らしく生きるために」
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| 都道府県 | 広島県 神石高原町 |
|---|---|
| 人口規模 | 8,034 人 |
| 高齢者人口(65歳以上人口) | 3,997 人 |
| 高齢化率 | 49.8 % |
取組の背景
誰もが長い人生を最後まで自分らしく元気で過ごしたいと願っている。 そのなかで、高齢者の多くが自身の治療方針や介護など最後のあり方の希望を伝えることなく、家族などが判断して最期を迎えることが多く、また判断を委ねられた家族もその判断がよかったのかどうか後悔している様子が見受けられた。 神石協働支援センター福祉事業部会では、地域課題を話し合う中で、突然の病気や事故、認知症などで「自分のことを自分で決める」ことができなくなってしまう「もしものとき」のために、自分が望む医療やケアについて前もって考え、家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合い共有する取組「ACP」の普及が必要不可欠であると考えた。
取組の概要
1「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」ドラマの撮影・制作 出演者、台本、撮影場所、スタッフなど全てを神石高原町内で完結させた。 ・家中の撮影…出演者の知人にご協力いただき、普段は住んでおられない知人宅で撮影。 ・病院の撮影…神石高原町立病院にご協力いただき、診療時間外を利用して撮影。 ・救急車の撮影…福山地区消防組合深安消防署安田出張所にご協力いただき、実際の救急車を使用し撮影。 1ACP研修会「ACP講演会 あなたが望む生き方は…?」を開催 ACPドラマの上映、医師の講演、普及推進委員の体験発表を実施した。
取組で苦労した点
1「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」ドラマの撮影・制作 ・ドラマを冬場の設定としたが、撮影は8月~9月にかけて行ったため暑さ対策が大変であった。 ・関係者や施設の日程調整。 1ACP研修会「ACP講演会 あなたが望む生き方は…?」を開催 ・地域住民がACPに対してどれくらい意識や関心を持っているか不透明なこともあり、参加者がどれくらい集まるのか。(苦労というより不安)
取組の効果
・研修会には多くの人に参加をいただいた。ACPとは何か?という参加者も多く、ACPについての普及・啓発につながった。また参加者からは「普段話しにくいことだったけど、自分や家族のためにもちゃんと話をしないといけない」という声が聞かれ、「もしもの時のために」を考えるきっかけになった。 ・協力いただいた病院や消防の関係者にもACPの必要性を知ってもらうことができた。 ・町内各地で推進委員による研修会が実施されるようになった。 ・他市町からもドラマの利用希望があり、町を超えてACPの普及・啓発につながっている。
今後の方針
引き続き「人生を最後まで自分らしく元気で過ごし、自分の最期はどのように迎えたいか」を考え、家族のなかで話をしていくきっかけづくりを行っていく。 必要とされれば、町内外問わず「ACPドラマ」は貸し出しし、広くACPの普及・啓発を行っていく。 「ACPドラマ」の視聴だけでは理解は深まらないため、普及委員や福祉関係者の講演やグループワークを必須としていく。
所属部署:神石協働支援センター