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プロジェクトチームによる新エンディングノートの作成。(ACPの普及啓発)

2026.03.19
取組場面

#看取りの場面

#過疎地域、中山間地域での取組

取組のキーパーソン

#医師

#薬剤師

#保健師

#看護師

#理学療法士

#作業療法士

#介護福祉士

#介護支援専門員

#地域包括支援センター職員

#その他

取組の実施内容

#在宅医療・介護連携の課題の抽出

#切れ目のない在宅医療と在宅介護の提供体制の構築推進

#在宅医療・介護関係者に関する相談支援

#地域住民への普及啓発

都道府県による支援状況
都道府県長崎県 新上五島町
人口規模17,130
高齢者人口(65歳以上人口)7,661
高齢化率44.7 %

取組の背景

令和5年度に、町内の全入所施設を対象に、看取りおよびACPの取り組みに関するアンケートとヒアリングを実施した。 看取りの実施率は約9割に達していたが、施設間で看取り件数に差が見られた。 ACPについては、半数の施設で取り組まれていたものの、人生の最終段階に差し掛かった時点で行われることが多く、本人の意思が十分に反映されていないことが明らかとなった。 町としてはACPの普及を重点的に進める計画を立て、医療・介護連携会「CHの輪(ちゃんねるのわ)」の参加者の中から、住民や関係者への普及啓発および連携方法を検討するためのプロジェクトチーム員を募ることとした。 同時に、町が作成したエンディングノート(初版)の内容についても見直すこととした。

取組の概要

【プロジェクトチーム員活動】医療職14名・介護職4名・行政11名 初版エンディングノートについて住民アンケートを実施。長崎県立大学から、他市町の取り組み紹介、エンディングノート作成のポイント、住民への普及啓発などアドバイスをいただきながら活動を進めた。 チームを2班に分け、エンディングノートの見直しを通して、「元気な頃から今後の人生を意識したACPができる取り組みを考える」チームと、「加齢、疾病、障がい等、個別の状況に応じたACPができる取り組みを考える」チームに分けた。計4回話し合いの機会をつくり、第2版エンディングノートを完成させた。 【一般住民向け啓発活動】 ・町の健康まつり、老人クラブ研修会、介護予防サポーター養成講座、お終活映画上映でACPの説明と第2版エンディングノートの紹介と配布を行った。 ・通いの場へACPの説明と第2版エンディングノートの書き方講座を実施中。 【医療介護専門職向け】 ・医療介護連携会CHの輪でACPの勉強会を開催。ACPの理解と各事業所のACPの取り組み状況、普及啓発方法など意見交換を行った。

取組で苦労した点

ACP(人生会議)という言葉がまだまだ浸透しておらず、住民説明でもあまり興味を持ってもらえない事も多い。 大切な事とは何となく理解していただいていると思うが、実践してもらうための方法は模索している。

取組の効果

住民向け普及啓発ではアンケート調査を毎回実施している。ACP(人生会議)を知っている人、少し知っている人の割合は27%。町版エンディングノートを持っている人の割合は41%。町版エンディングノートを活用、参考にした人の割合は20%となっている。 自分の今後の人生について考えている人の割合は78%で、自分の想いを伝えていない人の割合は15%となっている。 過去にデータ収集を行った事はなく比較はできないが、ACP(人生会議)という言葉は少しずつ浸透し、町版エンディングノートを活用し想いを伝える率は上がっている印象を受ける。

今後の方針

住民向けについては、イベント時、通いの場でACPの説明、エンディングノート書き方講座を継続。 専門職向けは、医療介護連携会CHの輪で、在宅・施設での看取り事例紹介(ACPが取り組めた事例)(在宅・施設看取りを希望したが叶わなかった事例)を通して、望む暮らし方を叶えるための方法について検討会を予定している。

電話番号:0959-53-1151

所属部署:新上五島町健康保険課

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